1:喫煙
誰もがご存知ですが、喫煙は様々な健康へのリスクがあります。
呼吸器系への影響
- 肺がん:喫煙は肺がんの主な原因です。喫煙者は非喫煙者に比べて肺がんのリスクが高くなります。
慢性閉塞性肺疾患 (COPD):慢性気管支炎や肺気腫などのCOPDを引き起こし、呼吸が困難になることがあります。
心血管系への影響
- 心臓病:喫煙は冠動脈疾患や心筋梗塞のリスクを高めます。喫煙は動脈を狭くし、血液の流れを制限することがあります。
脳卒中:喫煙は脳卒中のリスクも増加させます。血栓が形成されやすくなり、脳への血流が阻害されることがあります。
がん
- 多種多様ながん:肺がんだけでなく、口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、膵臓がん、腎臓がんなど、多くのがんのリスクが増加します。
その他の健康リスク
- 免疫機能の低下:喫煙は免疫システムを弱め、感染症にかかりやすくなります。
消化器系の問題:胃潰瘍や逆流性食道炎のリスクが高まります。
皮膚の老化:喫煙は皮膚の血流を悪化させ、しわや老化を早めます。
妊娠と出生に関するリスク
- 胎児への影響:妊娠中の喫煙は早産や低出生体重児、突然死症候群 (SIDS) のリスクを高めます。
生殖機能の低下:喫煙は男性と女性の生殖機能に悪影響を及ぼし、不妊の原因になることがあります。
どんなに健康にいい事をしていても、喫煙をしていたら全て台無しといってもいいくらい身体に害を与えます。また、喫煙者本人だけでなく、受動喫煙による周囲の人たちへの健康被害も報告されており、その範囲は風のない状態でテニスコート1面分まで広がると言われています。
また、受動喫煙をしてしまう環境にいると非喫煙者の肺がん率が1.3倍まで上がると言われており、喫煙者のそばにいるだけで病気のリスクが高まることがわかっています。
喫煙者の方は大事な家族が自分の喫煙のせいで病気になるかもしれないと知っても喫煙をし続けますか?
飲酒
お酒は百薬の長と言われ、少量なら健康にいいという話がありましたが、2023年にWHOがアルコールに安全な量はないという発表がされました。
またアルコールいは以下の病気のリスクがあります。
肝臓への影響
- 肝硬変
- アルコール性肝炎
- 脂肪肝
心血管への影響
- 高血圧
- 心臓病
脳神経への影響
- 認知症
- うつ病
消化器系への影響
- 胃潰瘍
- 膵炎
多種多様ながん
- 肝臓がん
- 膵臓がんなど
他にも泥酔による事故や怪我、トラブルの原因にもなります。よくお酒を飲んで眠ると言う人がいますが、お酒を飲んだら眠れるは間違いで、実はお酒を飲むと眠りが浅くなることがわかっています。お酒を飲むとアルコールが分解され、アセトアルデヒドが体内に残ります。アセトアルデヒドは猛毒なので、身体はそれを体外に排出しようとし、交感神経を活性化させ排尿を促します。
交感神経は興奮する時に優位になるので、深く寝ているようで実は眠りが浅くなっているのです。
また、お酒を飲んで寝ることにより舌の筋力が弱まり、舌が喉に落ち込んで無呼吸症候群の原因にもなったり、お酒は脳細胞を破壊し認知症を症状を進めるとも言われています。
時々飲む分には仕方ないところもあると思いますが、毎日の飲酒は控えるべきでしょう。
痛くなったら痛み止めを使う
痛いところがあったら湿布や飲み薬などで痛みを抑える行為ですが、痛みがあればすぐ薬に頼るのはやめた方がいいでしょう。
痛み止めはあくまで痛みを感じなくさせているだけなので、痛みそのものはまだそこに残っている可能性があります。その状態で変わらず生活をしていると悪化する恐れがあるのと、飲み続けることで腎機能や消化器系に悪影響を及ぼすリスクがあります。
痛みが出たら痛み止めを使うのではなく、まず自分の生活の中で原因を探して改善することをお勧めします。