1.喫煙
喫煙は全身の健康に深刻な悪影響を及ぼします。どんなに運動や栄養管理をしていても、喫煙による害はそれらの効果を大きく損ないます。
呼吸器系への影響
-
肺がん:非喫煙者に比べ、喫煙者は発症リスクが大幅に上昇
-
慢性閉塞性肺疾患(COPD):慢性気管支炎・肺気腫による呼吸困難
心血管系への影響
-
冠動脈疾患・心筋梗塞のリスク増加
-
脳卒中のリスク上昇(血栓形成による血流障害)
がんリスク
-
口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、膵がん、腎がんなど多数
その他の悪影響
-
免疫機能低下(感染症リスク上昇)
-
消化器系の障害(胃潰瘍・逆流性食道炎)
-
皮膚老化の促進(血流悪化によるしわ・たるみ)
-
妊娠・出産リスク(早産・低出生体重児・SIDS)
-
生殖機能低下(不妊リスク)
受動喫煙の危険性
-
非喫煙者の肺がんリスクを1.3倍に上昇
-
被害は無風状態でテニスコート1面分の範囲に及ぶ
2. 飲酒と健康被害
かつて「お酒は百薬の長」と言われてきましたが、WHOは2023年に「アルコールに安全な量はない」と発表しました。
肝臓への影響
-
肝硬変、アルコール性肝炎、脂肪肝
心血管系への影響
-
高血圧、心臓病
脳・神経系への影響
-
認知症の進行促進
-
うつ病のリスク上昇
消化器系への影響
-
胃潰瘍、膵炎
がんリスク
-
肝がん、膵がんなど
その他の問題
-
泥酔による事故・怪我
-
睡眠の質低下(アルコール分解で交感神経が優位になり眠りが浅くなる)
-
無呼吸症候群の誘発(舌の筋力低下による気道閉塞)
3. 痛み止めの安易な使用
痛み止め(鎮痛薬や湿布)は症状を和らげるだけで、原因を解決しません。
注意点
-
痛みが残ったまま生活を続けると悪化の恐れ
-
長期使用で腎機能や消化器系にダメージ
-
原因改善を後回しにしてしまう危険性
推奨アプローチ
-
痛みが出たらまず生活習慣や姿勢、動作の原因を探す
-
必要に応じて医療機関で検査・治療を受ける
✅ まとめ
喫煙・飲酒・痛み止めの常用は、健康寿命を大きく縮める要因になります。
一時的な快楽や症状のごまかしよりも、根本原因へのアプローチが重要です。
(オースマイル整骨院の見解)